▼概要
契約関係をめぐる紛争が生じた場合,契約書はとても重要な証拠となります。
契約書を作成する際は,将来発生する可能性があるトラブルへの予防策を盛り込むとともに,トラブルが生じてしまった場合でもその損害を最小限に抑えられるような解決策を盛り込んでおくことが必要です。これには,契約書のチェックポイントをおさえることに加え,契約に関する裁判例についての情報収集を行っておくことが大いに役立ちます。
本セミナーでは,委託者側(ユーザー側)の視点に立って,契約書を作成・チェックする際のポイントを逐条的に解説するとともに,IT契約に関する裁判例(紛争事例)を解説します。
▼カリキュラム
1.契約書のチェックポイント① 『ソフトウェア開発委託契約書』
(1)委託範囲・スケジュールに関する条項
(2)報酬・費用負担に関する条項
(3)成果物の所有権・知的財産権に関する条項
(4)その他条項
2.契約書のチェックポイント② 『ソフトウェア保守契約書』
(1)保守業務の範囲・内容に関する条項
(2)保守料に関する条項
(3)その他条項
3.契約書のチェックポイント③ 『プログラム使用許諾契約書』
(1)ライセンスの範囲・内容に関する条項
(2)ライセンスフィーに関する条項
(3)所有権・知的財産権に関する条項
(4)その他条項
4.契約書のチェックポイント④『秘密保持契約書』
(1)秘密情報の特定に関する条項
(2)秘密保持義務の内容に関する条項
(3)その他条項
5.IT契約を巡る裁判例
(1)裁判例
・正式な契約書を取り交わす前に作業を開始したケース
・契約内容と作業形態に不一致があるケース
・契約内容に不備があるケース など
(2)最近の動向
6.著作権法の基本的ポイント
日時 2021年07月08日 (木) 13:00~17:00
会場 〒110-0015 東京都台東区東上野1丁目13−7 ハナブサビル
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